はじめに
大阪でキャバクラ・ラウンジ・クラブ・ガールズバーなどを開業しようとすると、まず必要になるのが「店舗探し」です。
気に入った物件が見つかると、
「他の人に取られる前に契約してしまおう」
「前もラウンジだったから大丈夫だろう」
「不動産会社から夜のお店でも大丈夫と言われた」
と、先に契約を進めたくなることもあると思います。
しかし、風俗営業許可が必要となる店舗の場合、物件契約を先に進めることには注意が必要です。
物件によっては、契約後に
「この場所では予定していた風俗営業許可が取得できない」
ということが判明する可能性があるからです。
今回は、大阪で風俗営業許可を取得してお店を開業する場合に、物件契約前に確認しておきたいポイントについて解説します。
風俗営業許可はどんな物件でも取得できるわけではありません
風俗営業許可は、申請書類を揃えれば必ず取得できるものではありません。
店舗の所在地や周辺環境、店舗内部の構造など、さまざまな要件があります。
そのため、
物件を探す
↓
契約する
↓
風俗営業許可について調べる
という順番ではなく、
物件を探す
↓
風俗営業許可が取得できる可能性を確認する
↓
契約する
↓
申請準備を進める
という流れを意識することが重要です。
物件契約前に確認したい5つのポイント
① 用途地域を確認する
最初に確認したいのが用途地域です。
風俗営業は、どの地域でも営業できるわけではありません。
物件自体が飲食店として使用できたとしても、
「飲食店営業はできるが、予定している風俗営業はできない」
というケースがあります。
そのため、物件の住所が分かった段階で用途地域を確認しておきましょう。
内部リンク
→ 「風俗営業許可の用途地域とは?大阪で許可が取れない場所を行政書士が解説」
② 周辺に保全対象施設がないか確認する
用途地域だけで判断するのも危険です。
物件周辺に、法令・条例上の規制対象となる施設が存在していないかを確認する必要があります。
店舗の場所によっては、
「用途地域は問題なかったのに、周辺施設との関係で許可取得が難しかった」
ということも考えられます。
そのため、住所だけではなく周辺環境まで調査することが重要です。
※具体的な規制内容や距離については、営業の種類や地域等によって確認が必要です。
③ 店舗の構造を確認する
次に確認したいのが店舗内部です。
風俗営業許可では、営業所の構造・設備について基準が設けられています。
例えば、
- 客室
- 見通し
- 照明・照度
- 間仕切り
- 店舗内の設備
などを確認します。
特に居抜き物件の場合、
「以前もキャバクラだったから、そのまま使える」
とは限りません。
営業内容や現在の店舗構造を改めて確認する必要があります。
内部リンク
→ 「風俗営業許可の構造基準とは?客室・照明・設備の基準を行政書士が解説」
④ 賃貸借契約の内容を確認する
物件そのものが許可要件を満たしていても、賃貸借契約上、予定している営業が認められているか確認することも大切です。
例えば、
「飲食店可」
と書かれているからといって、必ずしも予定している営業形態まで認められているとは限りません。
契約前に、
- どのような業態で営業するのか
- 深夜営業を行うのか
- 風俗営業を行うのか
などについて、貸主側との認識を確認しておきましょう。
⑤ 自分のお店に必要な許可を先に確認する
ここも非常に重要です。
例えばガールズバーやラウンジの場合、
店名だけで必要な許可を判断することはできません。
実際の接客方法によって、
- 飲食店営業許可
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届
- 風俗営業許可
など、必要となる手続きが変わります。
特に「接待」に該当する営業を予定している場合には注意が必要です。
内部リンク
→ 「深夜営業届と風俗営業許可の違い」
→ 「ガールズバーは深夜営業届だけで営業できる?風俗営業許可が必要なケース」
→ 「ラウンジ開業に必要な許可とは?風俗営業許可が必要なケース」
「前も夜のお店だった物件」なら大丈夫?
これも開業時によくある注意点です。
以前、
- キャバクラ
- ラウンジ
- スナック
- ガールズバー
などとして営業していた物件でも、今回も同じように許可・届出ができるとは限りません。
前の店舗と今回の店舗では、
営業者も違えば、営業内容や店舗構造が異なることもあります。
「前のお店が営業していた」という事実だけで判断せず、今回予定している営業内容を基準として確認しましょう。
物件契約後に許可が取れないとどうなる?
ここが物件選びで最も避けたいところです。
例えば、
物件契約
↓
保証金・礼金等を支払う
↓
内装工事を開始
↓
風俗営業許可について調査
↓
許可取得が難しいことが判明
となれば、大きな負担になる可能性があります。
さらに、開業予定日が決まっていれば、スケジュール全体にも影響します。
風俗営業許可は、申請してすぐに営業を開始できるものではありません。
内部リンク
→ 「風俗営業許可の申請期間はどれくらい?開業スケジュールを行政書士が解説」
大阪で物件を探すなら「契約前」に確認しましょう
大阪には、ミナミ・北新地など夜のお店が多いエリアがあります。
しかし、
「周りに同じようなお店がたくさんあるから、この物件も大丈夫」
とは限りません。
同じエリアであっても、物件の所在地や周辺状況などによって判断が変わる可能性があります。
物件が見つかった段階で確認しておけば、契約後のトラブルを防ぎやすくなります。
特に、
「この物件を契約しようと思っているけれど、風俗営業許可を取れるのか?」
という段階でご相談いただくことをおすすめします。
風俗営業許可の申請までの流れ
物件が決まった後は、おおむね次のような流れで準備を進めます。
営業形態の確認
↓
立地・物件の確認
↓
店舗構造等の確認
↓
必要書類の収集
↓
店舗の測量・図面作成
↓
申請
↓
審査・確認
↓
許可
↓
営業開始
物件選びから営業開始までを一連の流れとして考えることが重要です。
内部リンク
→ 「大阪で風俗営業許可を取得するには?申請の流れ・費用・期間を行政書士が完全解説」
この記事は、今回の記事から必ず内部リンクを入れましょう。「風俗営業許可 大阪」対策の中心記事として育てていきます。
まとめ
大阪で風俗営業許可が必要なお店を開業する場合、物件選びは非常に重要です。
特に契約前には、
- 用途地域
- 周辺施設
- 店舗の構造・設備
- 賃貸借契約の内容
- 予定している営業形態と必要な許可
を確認しておきましょう。
「物件を契約してから許可を調べる」のではなく、「許可を取得できる物件か確認してから契約する」ことが重要です。
当事務所では、大阪でキャバクラ・ラウンジ・ガールズバーなどの開業をご検討されている方を対象に、風俗営業許可申請のサポートを行っております。
物件契約前の段階から、営業内容や物件についてご相談いただけます。
「この物件で風俗営業許可を取得できるか確認したい」
「深夜営業届と風俗営業許可のどちらが必要かわからない」
という場合も、お気軽にご相談ください。
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